こんにちは、おかてんです。
僕が赤羽雄二氏の著書「ゼロ秒思考」を手にして2年くらいが経ちます。
ゼロ秒思考を手に取ったきっかけは、会社の役員の方がこの本を紹介していたから。
「これからの世の中はスピードが大事!そのためにはこの本が非常に良いトレーニングになる。」
と勧めており、何となく記憶に残っていたので、本屋で手に取って見たら
「頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング!?」
という誘い文句に飛びつき、早速購入。
そこからゼロ秒思考のトレーニングを始め、やったりやらなかったりと2年間ずっと続けられてはいませんが、その効果は感じています。
今回は僕がトレーニングをやって感じたこと、やってみた効果について描いてみました。
目次
ゼロ秒思考とは?
そもそもゼロ秒思考とは
ゼロ秒とは、すなわち、瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できることだ。
そんな状態になれたら最強ですよね。この領域に達したいと思い、トレーニングを始めました。
達するにはまだまだですが、トレーニングをやり始めてからは少しずつ近づいているように思えます。
ゼロ秒思考のトレーニング方法
では、どのようにしてゼロ秒思考を身につけるのか?
方法はめちゃくちゃ簡単です。
シンプルで時間も全くかからない。
A4メモ用紙を横置きにし、1件1ページで、1ページに4~6行。各行20~30字、1ページを1分以内、毎日10ページ書く。
これだけです。
字はきれいに描こうとするのではなく、自分がわかるくらいでOK。
とりあえず今思い浮かんだものを書きまくる。
仕事の悩み・プライベート・将来の不安などなんでもいいです。
その時に必ずタイマーをセットしましょう。大体1分ではなく、きっちり1分です!
最初はオーバーすると思いますが、時間を計ってやることが大切です。とりあえずスピード重視で書きまくりましょう。
最初は言葉が全然出てこない
取り掛かってみたものの最初は言葉が全然出てこず、1、2行で、しかも10文字くらいで終わっていました。
あと1分という時間も短すぎて、足りずにオーバーしていました。
この時点では、思考する習慣がついただけで、まだ劇的な変化はありませんでした。
ただ、だんだんと枚数を重ねることによって不思議と書けるようになってくるんですね。
「あれ、なんで書けるようになったんだろう?」と、考えてみたところ
- 自分の感情を解放できた
- 自分の考えに自信がついた
というのが大きな原因でした。
最初は自分の感情を押し殺して、きれいに書こうとしていましたね。
最初は口語でもいいと思います。
仲のいい友達や家族に話しかけるような感じで書くのがポイントです。
どんな些細なことでもいいので、頭に浮かんだらすぐに書き出してみてください。
そうすることで、色んな考えが書き出され、その中から自分が正しいと思うことがわかってくるのです。
そして、それを繰り返すことで、自分の考えに自信がつき、徐々に書けるスピード速くなり、量も増えました。
僕はよく「なぜ」から始めることが多く
- なぜ最近メモ書きができなかったのか?
- なぜ休日だらだら過ごしてしまったのか?
- なぜブログを書くのが遅いのか?
のように自分のダメなところの理由をとりあえず書きまくっています。
この前に「今日の反省点は?」でダメなところを書き出し、それに続けて書くことも多いです。
どんな効果があった?
ゼロ秒思考のトレーニングを始めてから色んな効果を感じました。
自信がついた
先程も書きましたが、自信がついたことが大きいですね。
以前の僕は人と話していても、相手の意見に対して深く考えることができず、
「そうですね~」や「へ~」
みたいな誰でも言えるような返答が多かったです。
相手の話を聞いても理解することができなかったり、自分の考えが思い浮かばず、何も返答できなかったんですよね。
トレーニングすることで、自分の考えに自信がつくんですね。
メモ書きをしていると瞬時に色んな考えが思いつきます。
それを繰り返すと考えが洗練され、日々適切な考えに近づいていきます。
適切な考えを持つことで自信がつき、言葉に迷うことなく返答することが増えました。
悩みが減った
悩みが減りました。というかあまり意識しないようになりました。
悩みを抱えると、ふとした瞬間に
「あ~そういえばあれまだ解決してないな~」とか
「うわ~今日の会議失敗したな~」
と思い出して引きずってしまい、普段の生活に影響がありました。
そんな時はA4メモ書きで
- なぜ悩んでいるのか?
- 悩んでいる状態が続いたらどうなるのか?
- 引きずってることに意味はある?
という感じのタイトルで書きまくり
悩んでいる状態とそうではない状態を比べると、そうではない状態の方がストレスがなく、他の作業に影響を与えないことに気づき、書き出して悩みを吐き捨てることにしました。
そうすることで普段の生活でも悩みを機にすることが減り、集中して仕事やプライベートに取り組めることが多くなりました。
躊躇することが減り、スピードがついた
往々にして問題が悪化するのは、過度の遠慮や躊躇によって対策が遅れ、早期に解決できる問題・すれ違いが放置されるからだ。放置さえしなければ、それなりに必要なアクションを打つことができる。言葉を自由に、的確に使うことができるようになると、これらもすべてうまくいくようになる。
この文章を読んだ瞬間、「あっ僕のことだ」と思いました。
僕が特に躊躇していたのは
- メールの返事内容に時間がかかってしまう
- 会議で上司に意見を求められた時にすぐに答えられない
- 想定外の質問をされると、何も答えられない
でした。
ゼロ秒思考を身につけるとその躊躇が一切なくなります。
メモ書きのトレーニングを繰り返すことで、こういう問題ならこうするべきと思考する習慣がつきます。
このように普段から頭の中を整理する習慣がついているので、どんな問題であっても瞬時に深く考えることができ、瞬時に答えることができるようになりました。
僕が実践している継続方法
僕が継続するために実践している方法を紹介します。
10枚と意気込まなくでもいい
ゼロ秒思考の本には10枚毎日書くのが良いとありますが、必ずしも10枚書く必要はないと思います。
大事なのは毎日継続することです。
10枚だと、途中で「もう無理!」となってしまう可能性があるので、とりあえずは1枚でも書くということを毎日続けることが大事です。
慣れてくるとどんどん、言葉が出てきて書き足りないと思うくらいになってくるので、まずは毎日継続することから始めましょう。
机の環境が大事
メモ書きするときはどれだけ机の環境が整えられているかによって、取り掛かるモチベーションが大きく違ってきます。
僕は常に机の上にA4用紙1枚とペンを置いた状態にしています。
例えば、メモ書きする時間を
- 朝起きた時
- 夜仕事から帰ってきた時
とすると、そこから逆算し
- 寝る前
- 朝仕事に行く前
に必ずその状態にしておきます。
この状態を保っておくと、机を見ると必ずメモ書きのことを思い出すし、そのアイテムが揃っているとやる気も上がります。
やりがちなのはパソコンを机の上にそのまま置いてしまうことです。
その状態だとメモ書きする前にパソコンをよける作業から始まったり、そのままパソコンを触りはじめてしまうのでメモ書きの妨げになってしまいます。
自分がメモ書きをする時間帯を決め、その前には机には紙とボールペンの状態にしておきましょう。
これをやり始めてから毎日取り組めるようになりました。
さらに効果を高めるために
僕はゼロ秒思考の効果を高めるために、書いた直後のA4メモ書きの用紙を見返します。
なぜそのようなことをするのか?
それは日々の自分の行動に落とし込むため。
悩みを抱えてモヤモヤしている原因を書きだすだけなら問題ありませんが、どうやって解決するのか?ということを書きだす場合に使います。
例えば、自分が悩んでいることを書き出したい場合はこう書きます。
自分は今何に悩んでいる?
– 仕事を多く抱えて不安になっている
– ブログのPVや収益が上がらない
– 何となくプライベートが楽しくない
一方、その解決策を書いていく場合は以下のようになります。
どうすれば仕事が不安ではなくなるか?
– 自分の抱えている仕事を列挙する
– それに対しての優先順位を考える
– 目標を見直して、すべきことを逆算する
– 最終的に自分のアクションに落とし込む
僕はA4メモ書きを書くときは自宅が多いので、書いたことに満足して次の日には忘れてしまうこともあるんですよね。それで結局何も変わってなかったとかも。
そこで、書いた後は解決策などを中心に見返す。そうすることでより自分の行動に落とし込むことができます。
モヤモヤとかなら書くだけですっきりするのですが、このように解決策を書く場合は行動に落とし込めないと意味がないんですよね。
よりゼロ秒思考に近づくために少しでもいいので書いた後に見返すことをお勧めします。
他には
- 今日は何を意識するのか?
- 今日の反省点は?
のような自分を変えるにはどのような行動をすべきか?というようなメモ書きをする時に見返すと効果が上がります。
まとめ
ゼロ秒思考のトレーニングはやればやるほど効果が出ます。
最初はなかなか言葉が出てこないし、時間が短いし、どうすればいいんだと思っていましたが、まずは継続して取り組んでみましょう。
そうすればいずれは効果が出てくるので、まずは頑張って継続しましょう!
効果
- 自信がつく
- 悩みが減る
- スピードがつく
継続方法
- 1枚でもいいから毎日継続
- 机の上は常に紙とペンの状態にしておく