こんにちは、おかてんです。
新卒で会社に入り、研修を受けた後、部署に配属されると早速仕事が始まり、「即戦力になってほしい」という周りからの期待や、自分自身も早く役に立つために「即戦力になりたい」と思いますよね。
でも即戦力と言われても、最初はわからないことだらけで知識を覚えたり勉強するだけで精一杯だったり、上司や先輩の方が優れていると思い込み、彼らのいうことに従っておく、あるいはその方が良さそうだなと思って、あまり自分が即戦力になれているかわからないですよね。
僕自身も今でこそようやく周りについていけるレベルになりましたが、新入社員の頃は「即戦力になりたい」と思い試行錯誤していましたが、「自分が役に立っている」、「頼られているな」と感じるまでなかなか時間がかかりました。
そんな中で、即戦力になるために「あの時にこうしておけばよかった」とか、「新入社員の後輩がこういう人材だったらいいな」と思ったことがいくつかありますので紹介します。
僕が理系出身で現在の仕事も技術職なのでその観点から書いていますが、どんな仕事・職種にも当てはまることもありますので、理系以外の方もぜひご覧ください。
目次
専門用語だらけの会議では徹底的に意味を覚える
新入社員の皆さんは入社直後は研修があり、その後部署に配属され、早速会議に参加します。
その時に飛び交う単語は大体初めて聞く単語ばかりです。
技術的な専門用語もあれば、社内独自の用語など、最初から会議の内容についていける人はまずいないでしょう。
その時に「最初はわからないからそのうち覚えよう」と思っていると即戦力にはなれません。
徹底的に理解する事が大事です。
僕も今でも自分の技術背景とは違う仕事を任された時に参加する会議がわからない専門用語だらけで、1日でも早くついていかなければならない事があります。
その時に私が実践している方法を紹介します。
それは「メモる」→「調べる」→「記録する」です。
メモる
まずやっておくべきことは「わからない単語はすべてメモる」です。
会議で聞こえた言葉を単語レベルで文章にならなくてもいいので、まずはひたすらメモります。
箇条書きで単語・文章でも何でもいいのでメモります。
これっぽいなというキーワードでもいいのでメモっておくと、後で見返した時にこの意味がわかれば色んな事がつながるという場合もあるのでとりあえずメモりましょう。
調べる
次にそれらの単語を一つずつ調べます。
上司や先輩に聞いた方が早い場合もありますが、わからない単語が多すぎるので、そこまで多くの時間を取らせるわけにはいきません。
まずは自分で調べて、わからなければ上司や先輩に聞きましょう。
ここで、単語を調べる時間を決めましょう。
僕は1単語大体5分以内で、調べるようにしています。
ここで、きちんとタイマーなどで時間を計るようにすれば、集中することができ、時間も多く使わなくて済みます。
知らない単語が出てくると、さらに知らない単語が出てくる時もあるでしょう。
そういう時はその単語も掘り下げて調べましょう。
わからない単語をそのままにしておくと、もとの単語の意味もきちんと理解していないので、わからない単語が出てこなくなるまで調べましょう。
ここをきっちり理解することで、今後仕事を進めていく上で、深く突っ込まれても対応できるようになります。
記録する
最後に記録しておきます。
僕はわからない単語が出てきたら、Excelファイルに日付・単語・意味・調べたURLを張って保存しています。
このExcelファイルを仕事中常に開いておくことで忘れてしまった時でもすぐに見返すことができます。
日付を書くのもポイントで、あの時のあのタイミングで調べたんだということも思い出し、他の情景とともに記憶に定着しやすくなります。
専門用語を覚えるだけではダメ、なぜを問い続ける
専門用語をただ覚えるだけではまだ即戦力になれません。
次にすべきことはどんなことでも「なぜ?」と問い続けることです。
最初の頃って上司の方が経験豊富なので、言っていることが何でもそれらしく聞こえるんですよね。
そうなると、深く考えることを忘れて、都合の良いように「なるほど」とすぐ納得してしまいます。
そういう思考に陥ってしまうと即戦力になれません。
些細なことでもいいので、「ん?」と思ったら質問したり、あとで自分で調べてみましょう。
年齢は関係ない。今の時代は若い人のほうが知識が豊富
上司・先輩でも正直最近の技術の事はよくわかっていないので、どんどん質問・発言していきましょう。
最近は技術の移り変わりがめちゃくちゃ速いので、既存技術がすぐ使い物にならなくなり、どんどん新しい技術が必要になります。
人工知能ブームの火付け役となったディープラーニングという技術なんて、どの会社も今まで業務として関わっている人はほとんどいないので、先輩や上司でも知識はほとんどないです。
ディープラーニングに限らず新しい技術に関する研究を学生の頃にやってると、入社した途端に一番知識を持っていることになるんですよね。
今の時代、上司や先輩だからといって必ずしも自分より技術がある、知識があるとは限らないです。
もちろん、経験豊富な部分もあるのでそこは敬いつつ、自分の技術・知識を全面的に出していきましょう。
最終的なアウトカムを常に考える
いくら専門用語を覚えたり、良い技術を開発しても会社として利益につながらないと何の意味もありません。
会社として利益につなげるためには最終的なアウトカムを作る必要があります。
ここでいうアウトカムとは社会に影響をし得る商品・サービスの事です。
ではアウトカムを常に考えることで具体的にどういうメリットがあるか?
2つ紹介します。
1日の計画が立てやすくなる
働き始めの頃は何から手をつければわかりませんよね。
そんな時は最終的なアウトカムを毎日確認して、1日の計画を立てましょう。
自分が属する部署・組織の最終的な目標を常に意識し、それに対して自分はこの部分を担当していて、半年後や1年後にはこのような成果が期待されているということを常に考えます。
年に1度や2度は考える機会はありますが、毎日考えるようにしましょう。
そこから逆算して、1ヶ月後・1週間後と考えていくと自然に自分がやるべきことが見えてきて、「今何をすべきか?」、「今何が必要なのか?」がわかってきます。
計画が決まればあとは黙々と実行するだけなので仕事に取り組みやすくなります。
目に見える結果を残すことができる
末端の技術開発をしていると中々成果が見えづらく、会社として利益に結びつかなければ個人としても部署としても評価してもらえることが少ないです。
個人として評価されなければ昇格や昇給に響いてきます。
部署として評価されなければ、今やっている仕事を方針転換させられます。
「自分の開発しているものはこういう風に世の中に使われていくんだ」ということを常に考えて仕事をすることで、目に見える形で結果を残すことができて評価されたり、それが大事だと周りに認識させることで自分の仕事を続けられることがあります。
常に話の要旨を抑える
これは理系にかかわらず、全ての仕事においてやるべきことです。
新入社員の頃は知識も経験もないので、言われたこと説明されたことが本当に理解しているかは自分自身も曖昧なところがあるでしょう。
そんなんときは必ず最後に
「それって〇〇ということでしょうか?」
「では、次は〇〇という順番で作業を進めます」
と話の要旨や、自分の次の作業を確認するようにしましょう。
要旨をまとめることで頭の整理にもなりますし、次の作業を確認することで、迷わず自分のすべき事に取り組む事ができます。
一方で理解したつもりで取り組み始めても、先輩や上司と話が食い違っていると、結局何も進んでいなかったことが多いです。
そうした時間の無駄を起こさないように先輩や上司から話を聞く時は、聞きながら話の要旨をまとめ、最後に確認するようにしましょう。
最後に
新入社員にとって、研修が終わりいざ配属となると自分は役に立てるのか、ついていけるのかと不安が多かったりしますよね。
僕もそんな不安が多い中、試行錯誤してきてようやく役に立てるのかなあというレベルまできました。
そんな不安がある方はこれらを実践して、自信をつけましょう!
- 専門用語は徹底的に意味を覚える
- なぜを問い続ける
- 年齢は気にしない
- アウトカムを常に考える
- 話の要旨を常に抑える